本当の自分とは違う役割を頑張っている人へ
みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。
さていきなりですが
みなさんは自分の欠点も自分の一部であると
認め、受け入れていると思いますか?
もしそうでないとしたら
自分の欠点を知られたら
他者から嫌われるかもしれないという
思いがあるからかもしれません。
しかし多くの場合はその逆で
自分の欠点を隠しているほうが
他者との関係はうまくいかないもの
ではないかと思います。
たとえば本当は嫉妬深いけれど
寛容な人の役割を演じてしまっているという場合、
その相手との交流は
意識の上ではうまくいってるようにみえますが
無意識下では
その相手に対して我慢させられている
という不満が溜まっていきます。
それゆえ心の内部では
嫌われたくはないけれど
その相手を愛せない
という葛藤が生じます。
すると
自分というものが二つに引き裂かれたような感じとなり
どうしても不安定になりがちです。
また相手とうまくいっているのは
実際の自分ではなく、偽りの自分であるために
いくら寛容であることを頑張ったとしても
その相手から愛されていると感じることができません。
それゆえ
その関係に安心することができなくて
それがストレスとなります。
このように
自分の欠点を隠し
相手に好かれるために違う自分を頑張っている
と思う人がいたら
一度、心の大掃除をするといいかもしれません。
人というのは
育ってくる過程で、
ありのままの自分の自分を否定される
という経験を何度もします。
とりわけ親との関わりにおいて
ありのままの自分を受け入れてもらうことができた
という安心感が十分に得られなかった場合は
こころの深いところに
未解決の感情が抑圧されています。
でも抑圧というのは無意識にマイナスの感情を
意識の片隅に追いやることですので
自分だけではなかなか気づけなかったりします。
しかしながら
適切な方法で、それらの感情にも
光をあてて明るみに出してあげることができると
自分に対する理解が深まり
それが心の深いところを癒していくことになります。
すると今まで無意識に抑えていた感情欲求にも
気づけるようになっていくと思います。
それは多くの場合
もっと甘えたかったという
とても素直な感情だったりします。
私なども
いまだに甘えることが下手だと自認してます。
というのも
私は一人で生きてきた期間が長いので
意識の上では甘えてはいない
自立的に生きているものと
思い込んでいるふしがありますが
でも実は
無意識下には甘えたいという強い欲求があるため
甘えたいけど甘えられなくて
それで心がいっぱいいっぱいなると
とんでもない甘え方をしてしまうということが、
たまにあります。
たとえば家族のものに
不機嫌な態度をとる とか
どうでもいいようなことを強い口調で言う とか
あるいはもっと最悪な時は
家族のもののせいで私は不快な気分にさせられている
などいうようなことを言ってしまうこともあります。
でもそれこそが
甘え なんですよね。
そうやって気づくしかないわけですが
しかし気づきというのは、
やはりありがたく尊いものだと思います。
なぜなら
それは 甘えたい自分 と
甘えてはいけないと思っている自分とを
統合していくことになるからです。
それゆえ今は
なるべく人を頼らず自立的でありながらも
ときには甘えさせてもらっていい
だって私の中には 甘えたいという子 も
いるのだからと思えるようになってきました。
では今日の最後に
知らない間に
心に積もったゴミを掃き出してみると
心に大きなスペースが生まれます。
そうすればきっと
もともと自分は
何一つ欠けていない満月だった
ということに気づくかもですよ。
崖っぷちのカウンセラー
ところで今日は私の誕生日。
感想は、えっ? もう63歳? って感じです。
人生はあっという間に過ぎていくもの。
できるだけ毎日の中に
小さな喜びを見つけていきたいと思います。
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