自分を受け入れることができないこころの理由
みなさん、こんにちは。
こころというものに関して
「今の自分を受け入れる」ということが
いかに大切なことであるか
それはすでに多くの方がご存じかと思います。
しかしながら
このことが頭のレベルで理解されたとしても
こころのレベルではなかなかそうできなかったり
するものです。
ではなぜそのように
自分の意図することとは反対に
こころが自分を受け入れることを
拒否してしまったりするのでしょうか?
それに関する具体的な理由は
人様々だと思いますが
あえて共通する思い方があるとすれば
それは 自分にも他者にも 求め過ぎているこころ が
強く働き過ぎていることによるものではないか
と思うのです。
しかしながら
私達は人間ですから、何かを求めることは
ごく自然なことです。
ですから
求めることによって自分を満たし
求めることによって幸せを感じたり
また成長することもできます。
したがって問題となるのは
知らず知らずのうちに求め過ぎてしまっていることに
気づかないでいることなのです。
それゆえ
一日も早く自分が求める状態となるよう
あれもしなければならない
これもまだ十分ではない
というように焦っていたり
またこのままの状態では
将来はどうなるのだろうと心配し
不安に駆られていたり
あるいはもう済んでしまった過去のことに囚われ
今なおそれを許せないことによって
こころを縮小させ
自他ともにすべてのことに対して寛容になれない
というような心の状態を創りだしてしまうことです。
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さてではもう一度
自分を受け入れるとはどういうことをいうのか
これに関して違う言い方をするならば
常に 「今を生きる自分」 に寄り添っていこうとする
こころの態度とも言えるのではないかと思います。
またそれは
今の自分の現実をいいとか悪いと判断しないで
そのまま認めることでもあります。
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たとえば私のことを例にいたしますと
開業する時は
カウンセラーとして自分を活かし
その職業で生きていけるようになりたい
と思いました。
でもなかなか求めた通りにはならなくて
やはり焦りました。
またそのこころの状態で将来を案じて
よく不安になりました。
するとかつて最後まで何かをやり遂げたことはなく
いといろと問題を起こしたり、失敗した自分が
果たして人さまの役に立つカウンセラーになることができるのか
などというように
この自分では不十分である
よってこの自分は信頼するに値しない
などというように自信を失くし
よくこころがぐらついたものでした。
またそんな時は周りの人と自分を較べてしまいがちです。
しかしそうすることは
いうまでもなくこころに落ち着きをなくし
結果的には求めることへ注ぐエネルギーが
そういったことにとられてしまっていたのではないか
と思うのです。
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このようなことから
今の自分を現実の自分として認めず
求める状態の自分でなければ受け入れようと
しない時は
自分に寄り添っているとは言い難く
それゆえ
自他ともに過大な期待をしたり
あるいは闇雲に頑張らせ過ぎることによって
自ら苦しみを創りだしてしまうことになる
ということが言えると思います。
またこれは他者に対しても同じように働き
相手のことを自分の求める状態でなければ
認め、受け入れることはできません。
それゆえ
自分の不幸は相手によってもたらされている
などというような解釈をし
相手の怒りを引き出したり
あるいは罪悪感や不信感を抱かせてしまう
などというような不健康な関わり方をしてしまう
ことにもなります。
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受け入れる・・・
言葉にすると誠に簡単ですが
こころのレベルではそれがとても難しい時があるものです。
でもあえてそんな時こそ
それが今の自分なのだと認めることから
始めてみるといいと思います。
また認めれば
何かが不足しているのではなく
単純に自分が求める状態になるために
必要な経験をしている過程にあるのだ
ということにも気づいていくことができる
と思います。
では今日の最後に
草薙龍瞬氏(反応しない練習の著者)の言葉を
ご紹介して終わります。
貪欲、これは過剰な要求に駆られている状態です。
平たく言えば求めすぎ、期待し過ぎ。
怒りや、人間関係をめぐる不満は、
大抵はこの「求め過ぎるこころ」から来ています。
自分に他人に「求め過ぎていないか」を、
常に気をつける習慣をつけたいものです。
貪欲に支配されると、自分自身が苦しいし、
関わる相手を必ず不幸にしてしまうものです。
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常に「今を生きる自分」 に寄り添っていこうとする
こころの態度とも言えるのではないかと思います。
またそれは
今の自分の現実をいいとか悪いと判断しないで
そのまま認めることでもあります。
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kumi先生、こんにちは。とびながといいます。
上記の部分、大事だなぁと、とても、思いました。
今、私は、ある人の、「自分を好きになる方法」という文章を、紙に書いて、壁に貼って、しばしば眺めています。
その中に、「嫌いな自分を受け入れる。必要以上に、減点せず、今のありのままの自分を、受け入れることが、自分を好きになる一歩目です。」と、かかれています。
この部分が、しっくりこず、四苦八苦していたのですが、
「今の自分に寄り添う」
「自分の現実を、いい悪い判断せず、認める」という言葉は、
同じことを、言っているような気がします。
いつも、コメントもせず、読みっぱなしですが、すみません。いつも、ありがとうございます。
また、来ますし、コメントも、また、書きたいと思っています。暑くなってきたので、お体に気をつけて、お過ごしください。