過敏過ぎる人(HSP)による生き辛さ

2017.11.10 Friday 21:06
0

     

    みなさん、こんにちは。

     

    人の生き辛さの原因は

    ネガティブ思考によるものである

    と思われがちですが

     

    実は過敏過ぎることのほうが

    生き辛さの大きな原因になっているということが

    岡田尊司氏(精神科医)の「過敏で傷つきやすい人たち」

    という著書の中に書かれています。

     

     

     

    これに関しては

    よく私も、臨床の現場で実感することがあります。

     

    実際に多くの場合、

    心理的に過敏な人ほど

    感覚的にも過敏だったりするので

     

    常に周囲からの刺激に対して

    過剰に反応し過ぎてしまうことにより

    生きるためのエネルギーが消耗してしまっている

    などというようなことがよくあります。

     

     

    さてではこのように過敏に反応している時、

    私達の体にはいったいどんなことが起っているのでしょうか?

     

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

     

    まずストレスを感じた時

    視床下部から CRF というホルモンが放出される→

    それが下垂体を刺激し、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を放出させ→

    副腎皮質から、副腎皮質ホルモンを放出させる

    という一連の反応が起きます。

     

    これはステロイド軟膏などと同じように

    炎症が始まったところに塗ると

    たちまち炎症は治まり、あっという間に傷が治るように

    とりあえずは目先の対処を優先し、

    非常な事態に備えるためです。

     

    ということはストレスホルモンというのは

    いわゆる副腎皮質ホルモンであり

    ステロイドと同じようなものだということです。

     

     

    また視床下部の反応によって同時に起きるのが

    交感神経の興奮ですが

     

    交感神経というのは

    戦うか or 逃げるか という生命を守るための

    防御反応に関わっています。

     

    そしてこのように戦闘態勢のモードになると

    脳や筋肉に十分な血液と酸素を送り出す必要があるために

    心拍数は急上昇します。

     

    と同時に

    戦う or 逃げるに備えて、筋肉は緊張し、収縮します。

    また瞳孔も開きます。

     

    こうした反応が

    命に関わるような非常事態に生じるのは

    生き抜くうえで、危険を回避するために

    必要な反応だといえますが

     

    しかし

    このような状態が頻繁に起るとか

    あるいは長く続けば

    当然、身体にもこころにもマイナスの影響が出てきます。

                   

                

                 

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

     

    以上のことは、冒頭でご紹介した「過敏で傷つきやすい人達」

    に書かれてあることを、簡単にまとめたものですが

     

    このように過敏過ぎる人にとっては

    常に戦闘態勢のような緊張状態が続くため

    どうしても交感神経優位となり

    自律神経のバランスも崩れてしまいます。

     

     

    それゆえ

    原因不明の身体の不調や

    あるいは気力の低下など

    さまざまな不定愁訴が表れてきたりします。

     

     

    ではこのようなことで

    生き辛さを感じている人は

    いったいどうしたらいいのでしょうか?

     

     

     

    私が思うに、それには

    自分のこころの中に安全基地

    培っていく必要があるのではないかと思います。

     

    それは言い換えると

    自己を確立するということかもしれませんし

     

    あるいは

    全ての自分が受け入れられていると感じる

    こころの状態ともいえます。

     

     

     

    たとえば

     

    他者の視線が気になって、

    自分のすべきことに集中できないという人が

    いるとします。

     

    その場合、

    他者の視線が気にならない人にならなければならない

    あるいはなるべきだ

     

    と強く思えば思うほど、

    よけいに他者の視線が気になります。

     

     

    しかしながら

     

    他者の視線は気になるけれど

    それに気づいたら 一息吐いて

    また自分のすべきことに意識を戻して集中するようにしよう

     

    それが私で

    それでいい

     

    とその自分を受け入れようとするならば

     

    仮に過敏に反応したとしても

    それを必要以上に膨らましたり(妄想傾向)

    あるいはいつまでもそれを引きずってしまう(過敏な反応に対する受動的な態度)

    というようなことから

    だんだん解放されていくというようなことがよくあります。

     

    そういう意味では

    マインドフルネスは過敏性の対処法として

    とても有効な方法のひとつだと思います。

     

     

    また特に心理的に過敏な反応をすることが

    顕著であると思われる場合は

     

    こころの詰まりや傷に

    気づく作業も必要ではないかと思います。

     

    なぜならこころが形成される時期に

    抑圧されていた未解決な感情が

    あらゆることがらに対して

    過剰な防衛反応として表れてくることが

    あるからです。

     

    たとえば

    親に愛着することが十分でなかった子ども時代

    を過ごした人であれば

     

    これが私で

    これでいい

     

    という感覚が十分に養われていないため

    自分らしくあることに不安や罪悪感などを

    感じて、こころは落ち着きません。

     

    それゆえどうしたって

    他者の言動や態度、あるいは表情や雰囲気などに

    影響を受けやすく、過敏に反応し過ぎてしまうことになります。

     

     

    またそれとと同時に

    自分が極端に反応が鈍いと思われることがらにも

    気づく必要があるかと思います。

     

    なぜならいろいろなことに過敏過ぎるゆえ

    肝心なところで鈍感だったりすることが

    よくあるからです。

     

    これは無意識に 鈍感になることによって

    緊張を緩め、バランス調整しているからなのかもしれません。

     

    しかしながら

    細かいことに過敏に反応し過ぎるは

     

    もうそれだけでこころがいっぱいとなり

    常にこころに余裕がない状態で

    いろいろなことに適応しようとしています。

     

    ですから思わぬところで

    思いやりや配慮の欠けた鈍感なふるまいをしてしまう

    ことにより

     

    対人関係をこじらせてしまっていることも

    よくあります。

     

     

    たとえば

    外の世界において

    全ての人にいい人だと思わなければならない

    と思っている人は

     

    どうしたって他者に対して

    過敏になり過ぎてしまうため

     

    大抵、そのことによるストレスは

     

    パートナーやこどもなど、

    家族に向けられてしまうなどというようなことも

    よくあります。

     

     

     

    しかしながら過敏であるということは

    決して悪いわけではなく

     

    それは とても繊細 ということでもあるので

    直さなければならない特性ではないと思います。

     

    ただ何ごとも、過ぎたるは及ばざる如しで

    過敏性がある限界を越えてくると

     

    単に傷つきやすいとか

    緊張しやすい

    などというレベルを超えて

     

    身体的な病気や

    精神的な異変が表われてきたりします。

     

     

     

     

    ということで

    次回は自分の過敏さを自己診断していただけるような

    記事を書くつもりでいますので

    気になる方は、ぜひ読んでみてください。

     

     

     

     

     

     

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    満席となりましたので、本日をもって締め切らせて

    いただきます。

     

     

     

     

     

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    ・リラックスが下手で緊張体質

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    ・自己実現したい

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    ご予約専用メールからお願い致します。

     

     

     

     

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    遠方からお越しくださる人は

    事前にお知らせくだされば、それに関する情報なども

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    どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ。

     

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    心地いい静けさの中で

    きっと自分をゆっくり見つめ直すことが

    できるのではないかと思います。

     

    そして本当の自分に会えるといいですね。(^^)

     

     

    当ルームの新住所、また地図のほうは

    HPでご確認ください。

     

    では今後とも、どうぞよろしくお願いします。

     

     

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    下記のHPをご覧になってください。
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