怒りの感情を扱うには、反応するより対応する

2018.05.21 Monday 23:38
0

     

    みなさん、こんにちは。

     

    久しく私はブログを更新していなかったので、

    以前クライエントさんだった方から

    ご心配のメールなどを頂戴いたしましたが

    お陰様で私は元気で毎日を過ごさせてもらっています。

     

    しかしながらここ最近は

    たくさんの人にお目にかかる機会が重なりまして

    それはどれも素敵な出会いでありましたが

    その分、自分一人だけの静かな時間が

    私には必要でした。

     

    また「何もしないで私に戻る時間」というのは

    何かの目的のために努力し頑張ることと同じぐらい、

    いや、時にはそれ以上に大切な時間だということを

    今私は、あらためて実感しています。

     

    と言いますのも

    こころというのは、まるでゲストハウスのように

    毎日は、入れ替わり立ち代わり、いろいろな人から

    様々な感情が引き出されるものだからです。

     

    したがって

    人と関係するということは

    喜び、心配、不安、怒り、悲しみ、淋しさ、落ち込み など

    いつもこころに何らかの反応がもたらされること

    と思っていいのではないかと思います。

     

     

    それゆえ時に、

    自分のこころと向き合う時間をもつことにより

    自分のこころを調えることは、

    とても重要なことだと私は思っています。

     

     

     

     

    そのツールとして、私はマインドフルネス瞑想を

    約7年間、実践し続けてきていますが

     

    これによって変わってきたことが

    最近は、いくつかはっきりと感じ取れるように

    なってきました。

     

    そのひとつは

    こころが反応したままの状態で

    次の言動や態度に移行することが

    少なくなってきたということです。

     

    それゆえ

    起きたことに対しても

    以前よりは賢い対応ができるようになりつつある

    のではないかと思います。

     

     

    しかしこれは

    たとえば怒り反応のように

    とても強い感情であっても

    それをぐっと抑え込む力がついてきた

    ということではありません。

     

     

    そうではなく、

    怒りがある時は、自分のこころに怒りがあると気づき

    怒りという感情で苦しんでいる自分を世話する方法が

    だんだん上達しつつあるということではないか

    と思うのです。

     

     

    でもそれまでは

    怒りを感じると、

    その怒りをもたらせたきっかけを作った相手のことで

    頭の中がいっぱいなってしまうということが

    よくありました。

     

    でも実はそれによって怒りはどんどん膨れあがり

    相手が変わるまで自分は苦しみ続けることに

    なってしまいます。

     

     

    マインドフルネス認知療法では

    それを「回避モード」に陥っているこころの状態である

    と考えられていますが

     

    実はこのモードは私達が脅威を感じた時に

    起動し始めます。

     

    たとえば

    誰かによって無視されたら

    通常私達の脳は、その相手は私を否定する悪い人、

    あるいは怖い人などと判断するのではないでしょうか。

     

    そうすると、自分の存在価値は

    その相手によって脅かされるため

     

    次に「戦うか逃げるか」

    のどちらかを選択することによって

    自己防衛をする必要性が生じます。

     

    それによって

    相手を攻撃する場合もあるでしょうし

     

    またその反対に、

    相手から二度と無視されないよう

    迎合的態度(自分の感情を抑えて相手に合わせようとする)

    によって自分を守ろうとする場合もありますが

     

    どちらの防衛法も

     

    実はさらなる葛藤や緊張をこころに抱えさせることになります。

     

     

    またこのように体験を回避しようとする習慣パタ―ンは

    うつ病の発生・維持要因になると言われています。

     

    なぜなら

    攻撃すれば、相手を敵とみなすわけですから

    当然その関係には緊張が伴いますし

     

    また反対に怒りを抑えて我慢し続ければ

    本当の自分は抑えられ、

     

    偽りの自分がその相手と対応することになりますので

    やはり心の中には葛藤が生じることになります。

     

    ゆえに自分の体験を回避するということは

    どちらもこころに負担を強いることになるのです。

     

     

    しかしマインドフルネスというのは

    その反対で、「接近モード」へとシフトするスキルです。

     

    ですから快・不快にかかわらず

    どんな体験であっても、

     

    ただそれによって生じている自分の感情に気づき

    またそれを受け入れるようにするのです。

     

    でもそれは

    どんな感情であっても肯定する

    というようなこととはちょっと違います。

     

    そうではなく

    どんな思いや感情であっても

    それらを丁寧に観察し続けること

    といった方が近いかもしれません。

     

    いずれにしても

    受け入れることというのは

    ものごとのありようを無理矢理変えようと

    することではありません。

     

    それゆえ

    マインドフルネス瞑想を行うときは

     

    自分の思いや感情に気づいたら

    息を吐いて→また呼吸に意識を向けることに戻るのです。

     

    それによって

    自分の心に寄り添っていく自分、

     

    つまり、

    ものごとをあるがままに受け入れるという能力を

    自ら育てていくことになるのです。

     

    またこの能力が育っていくと同時に

    狭くなっていた視野も広がっていきます。

     

    それによってどんな体験であろうと

    可能性を見つける目を養うことができます。

     

     

     

     

    では今日の最後に

    ティク・ナット・ハン(禅マスター)の言葉を

    ご紹介して終わります。

     

     

    私達は自分を怒らせた原因のみにこころを奪われています。

     

    しかし本当は、

    自分のなかの怒りに問題の根があるのですから、

    何よりもまずそこに立ち返って問題に取り組むべきです。

     

    消防士にたとえれば、

    家に火をつけた張本人を探すことに

    時間を浪費するより、

     

    とにかくまず消火すべきなのです。

     

    「息を吸う 私は怒っている

     息を吐く 私はまず自分の怒りを世話する」

     

    怒りが収まらないうちは、

    相手の言うことを聞いたり

    相手に目を向けたり

    相手のことを考えたりしないこと

     

    発言や行動も控えることです。

     

    怒りを観察し、静める作業に専念するなら

    後悔をもたらすような災厄を引き起こさずにすみます。

     

     

     

     

    まだまだではありますが

    引き続きマインドフルネス瞑想を実践していきます。

     

     

     

     

     

     

     

    5月のマインドフルネス体験講座にご参加くださった皆様へ、

    素敵なひとときを一緒に創ってくださって

    どうもありがとうございました。

     

    今後も私自身の学びの場として

    続けていくつもりでおりますので

    どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

     

    では 皆様に感謝の気持ちを込めて

    蓮の花をどうぞ。(^^)

     

     

     

     

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    そんなわけで 今日も 蓮の花をどうぞ。

     

     

     

     

     

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