苦痛は避けられないけれど、苦悩は自分のこころが作るもの

2019.02.27 Wednesday 17:31
0

     

    みなさん、こんにちは。

     

    私達はよくこころの痛みに耐えられなくて

    本来の自分が望むこととは違うことを

    選択してしまったりすることがあります。

     

    それによって

    苦痛のある自分と一体化し

    苦悩を生み出します。

     

    これは人である以上

    誰もがそのような体験をするもの

    ではないかと思うのですが

     

    ではなぜそのようなことになるのかというと

     

    そもそも私達は

    本能的に苦痛を避けようとするものだからです。

     

    それゆえ

    たとえばこころに痛みを感じると

    その感情を抑えたり

     

    あるいはその感情から違うことに目を向けて

    回避するなどというようなことは

    ある意味自然なことともいえるでしょう。

     

     

    しかしながら事実としては

    それによってこころの痛みが消えてなくなるのかというと

    残念ながらそうではありません。

     

     

    ではどうすることが

    こころの痛みをやわらげ

    軽減させることになるのでしょうか?

     

     

    それについて

     

    マインドフルネス認知療法では

     

    呼吸というものをアンカーにして

    あえて苦痛にこころを向けることで

    苦痛を受け入れていくトレーニングをします。

     

    なぜなら

     

    苦痛というのは、

    それを取り除こうとすればするほど

     

    切迫した衝動、収縮、緊張が伴うもの

    だからです。

     

    またそれによって

    こころの中に戦闘地帯を作りだしてしまうことに

    なるからです。

     

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

     

    たとえば愛する人から別れようと言われた

     

    そのこころの痛みで

    食欲も衰え、夜もあまり眠ることができない

     

    その苦痛に耐えるのは辛いから

    とりあえず他の人とつき合う

     

    もしくは

    お酒や精神薬に頼る

     

    というような思考になるときもあるでしょうが

    やはりそれらは一時しのぎであって

    こころの中では決して安心感を得られているわけではなく

     

    むしろ

    好ましくない感情、否定的な思考、困難な身体感覚

    として表れる脅威の内的シグナルに対して回避する傾向は

    私達の健康によい影響を与えないのです。

     

    したがって

     

    マインドフルネス認知療法では

    その逆ともいえる

     

    苦痛にあえて向き合い、接近モードになる

    ということをします。

     

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

     

    さてここでちょっと私の話をさせてもらいますが

    私は毎月、体に生じた歪みを矯正してもらっていますが

     

    悪くなっている身体の部分に圧力がかけられるときは

    とても痛いです。

     

    しかしなぜ痛いかというと

    その部分に歪みが生じていることにより

    血行の流れが滞り、固く緊張した状態にあるからです。

     

    ということは苦痛が

    治すべきところを教えてくれているのです。

     

    ゆえに苦痛を体験すること=悪い体験

    というのは自動思考による判断であって

     

    実は身体にしろ心にしろ

    それを体験することは

     

    修復や改善、また回復や成長にとって

    とても意味ある体験でもあるのです。

     

     

    それゆえ私は

    治療を受けている時はあえて

     

    その痛みを味わうようにしています。

     

     

    というと

    とても我慢強いと思われるかもしれませんが

    いえいえ決してそうではありません。

     

     

    むしろ私は人一倍、痛みに弱いです。

     

    ですから病院へ行ったりするのも

    大嫌いです。

     

    ではそんな私が

    なぜその痛みとともにあることができるのか

    というと

     

    治療者が私の体に力を入れて圧をかける時は

    それに合わせてゆっくりと息を吐きながら

    できるだけ体の力を抜くようにするのです。

     

    またそうしていますと

    緩めてやろうとする側(治療者)と

    緩めてもらうことを必要とする側(私)

    との呼吸がひとつに合わさってくる感覚が出てきます。

     

    するとその相乗効果によって

    痛みがだんだん小さくなり

    やがて身体は楽になったという感覚に辿り着くことが

    できるのです。

     

    ということは

    痛みは避けられないけれど

     

    その痛みを変化するプロセスを

    観察するようにすれば

     

    痛みにただ反応しているこころの状態から

    痛みにうまく対応しようとするこころの状態へと

    自らを導くことができるということなのです。

     

     

    そしてこのように

    今感じている苦痛から逃げようとせず

    むしろその苦痛と向きあう(痛みを痛みとしてちゃんと感じる)ならば

     

    次第にその痛みから距離を取ることができ

    結果的にはその痛みから解放されます。

     

     

    このようなことからも

    苦痛な体験を取り除き

    すぐさま無痛であることを求めることは

     

    苦痛という意味ある体験を

    敵にしてしまうことになるということが

    おわかりいただけるのではないでしょうか。

     

     

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

     

    カウンセリングにおきましても

    クライアントさんが封印していたこころの痛みを

    再び追体験してもらうような場面がありますが

     

    それは

    こころの痛みに反応する

        ↓

    抑えるor回避する

        ↓

    こころの中に戦闘地帯が作られる

        ↓

    感情が安定しないままものごと選択する

     

    というこころの状態から

     

    感じるままを感じることにより

        ↓

    こころの痛みに向き合い

        ↓

    どんな感情をもつ自分であっても受け入れるようにすることで

        ↓

    こころの中に安全地帯が作られる

        ↓

    安定したこころの状態でものごとを選択する

     

    という方向へとシフトしていくうえで

    とても重要なことだからです。

     

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

    いずれにしても

    苦痛=苦悩 ではありません。

     

    ゆえに

    苦痛は避けれられないけれど

     

    それによって苦悩するかしないかは

    自分のこころが決めているのです。

     

     

     

    では今日の最後に

     

    現在こころに強い痛みを感じている人がいたら

    当ルームオリジナルの

    「苦痛に寄り添うマインドフルネス瞑想」

    をご紹介しますので、ぜひやってみて下さい。

     

     

    それではゆったりとした楽な姿勢をとってください。

     

    ・最初に2−3回、深呼吸します。

     

    ・そして自分にとって心地のいい呼吸(鼻呼吸)にシフトしていきます。

     

    ・その呼吸になじんできたら

     

     自分の体やこころの障害となる不必要な

     思いや感情が、吐く息とともに体の中から

     外に流れ出すイメージで息を吐き出していきます。

     

    ・そして吸う時は、体やこころにとって心地いいもの

     美しいものが、エネルギーとして取りこまれるのを

     イメージします。

     

     そうイメージするだけで

     実際にそうなります。

     

     あるいは実際にそうなるのがわかります。

     

    ・もし痛みを感じたら

     それをいいとか悪いと判断せず

     

     ただそれに気づき、吐く息とともに淡々と外に流していきます。

     

    ・一呼吸ごとに痛みは外に流れ出し

     一呼吸ごとにリラックスが深まっていきます。

     

    時間は3分ほどでかまいません。

    まずは体験してみてください。

     

    そしてもしその後、こころに少しでも穏やかさを感じられたら

    ぜひ毎日(特に寝る前に)続けてみられたらどうでしょう。

     

     

     

    気づきは、

    全ての状況で苦痛の恐ろしさを失くせないかもしれません。

     

    しかし苦悩をやさしく包み込んだり、

    親しみをもって理解したりするための

     

    大きな器を提供し

    苦悩を変容させるのです。

                 ジョン・ガバットジン

     

     

    では 蓮の花をどうぞ 

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    *新メニュ=のお知らせ 

        マインドフルネス パーソナルコース

     

    個人でじっくりとマインドフルネスの心得を理解し

    一人でもマインドフルネスを実践していくことができるよう

    カウンセラーとマンツーマンで実践していくオリジナルのコースです。

     

    またこのコースは

    ・ストレスを溜め込みやすい

    ・こころがぶれやすい

    ・リラックスが下手で緊張体質

    ・感情のコントロールがうまくできない

    ・思考することが止めにくく、いつも頭の中が忙しい

    ・自己肯定感が低い

    ・執着心から自分を解放したい

    ・他者のことが気になって生き辛い

     

    ・自己実現したい

    ・集中力や創造力を高めたい

    ・こころに穏やかさと平和を保ちたい

    ・今よりも寛容で柔軟なこころを培いたい

    ・ストレスとうまくつきあえるようになりたい etc...

     

    というような悩みや問題、

    あるいは自己成長に役立つものと思います。

     

    ただしこのコースは

    初回面接を受けて下さった方に限ります。

     

    時間 2時間

    料金 16000円

     

    お申し込みは、当ルームのHPの

    ご予約専用メールからお願い致します。

     

     

    私とのセッション(カウンセリング)をご希望される方は
    下記のHPをご覧になってください。
    ご縁のある方と共に、よいセッションを創っていきたい
    と思っています。


    http://mc-forest.com

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    そんなわけで 今日も 蓮の花をどうぞ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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