柄にもなく I,m sorry mum ...
2013.01.31 Thursday 16:01
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昔から、バカは風邪を引かないと申しますが
私、何年かぶりに
胃腸風邪にやられてしまいました。
(でもノロウィルスではなくてよかった〜)
またぶり返したりするのはよくないと思って
しばらくの間はブログはお休みし
その代わりたっぷりと本を読むことにしました。
そして久しぶりに私の大好きな本、
アランの「幸福論」という哲学書を
読みました。
この本は何回読んでも
むむ〜っと唸ってしまう名著だと思います。
さてこの本の中でアランは
「ただ待つだけだったら、不幸しかない。」
とバッサリ言っています。
人が不幸や不満を感じるのは
とてもたやすいことで
誰かが自分を楽しませてくれるのを
ただじっと待っていれば
確実に不幸や不満の感情が
湧いてくる・・・これは本当にそうですね。
そもそも私たちは
自分が不幸だと思っている時は
大抵それを誰かのせいにしているものです。
親が悪い、こどもが悪い、友達が悪い
学校が悪い、社会が悪い、国が悪い
そしてそれらが変わるのをただ待っています。
でも実際は変わらないから不満が募り
自分は不幸であると思ったりします。
なぜなら誰しも自分が不幸である
と思っている時は
その原因を見ないで、
苦しみの方だけを見ているからです。
ちゃんと原因の方を見れば
その対処法も見えてくるはずなのに
責任転嫁をするために不幸になると
アランは教えてくれています。
実は昨日の朝、
私と母は口げんかしてしまいました。
母は私を労わるつもりで
家に泊まってくれていたのですが
必要な薬を忘れ、おまけに床が違う、
環境やライフスタイルも違うなどということで
よく眠ることができませんでした。
同じように、私も母が来る前は実家にいたので
似た様な理由で睡眠不足が続き+長距離運転。
おまけに私も母のいびきで寝られず
その日の朝は二人とも不機嫌な状態で目覚めました。
実際は母は私のことを心配し
また私もそのことを感謝していたにもかかわらず
ぶつかったときには
昔の話にまで戻ってお互いを傷つけあうような
ことを言いあってしまったのです。
でもそのケンカの原因だけを辿ると
お互いの睡眠不足に大きな原因があったのだ
ということが今日になってよくわかります。
なぜなら昨日はたっぷりと寝られたからです。
ゆえに今日になってみると
母に対してはただ感謝の気持ちだけしかありません。
でもいくら母の言った言葉や態度が
自分に痛かったからといって
その時の痛みの方だけに
いつまでも引っかかっていたら
母の性格が変わるまで自分のことを不幸だ
と思ってしまうでしょう。
そして終にはお互いの関係性を
どんどん悪化させてしまうことになりかねません。
アランの言うように原因を相手にではなく
自分の身体とこころに向けた時
あきらかに睡眠不足という原因が自分にあり
そんな時は誰でも不機嫌になり寛容度も低いのだから
難しい話をしないほうがよかっただけなのです。
いずれにしても
「人間にとって最大の敵は自分自身である」と
アランは言っています。
私たちが幸福であるためには
自分の中(身体とこころ)に原因を探す癖を
つけないといけないということを
あらためて肝に命じました。
では今日の最後は柄にもなく母へ
「お母さん、寝不足で体調が悪かったとは言え、
ひどいことを言ってごめんなさい。
来てくれてありがとう。助けてくれてありがとう。
感謝しています。」 久美子
琵琶湖
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