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こどもの森からのお知らせ
次回のこどもの森ワークショップ
5月25日(土)に開催される
「ネイチャーガイドと一緒に森へ行こう!」
の詳細は下記のアドレスをクリックして
ご覧になってください。
みなさんのご参加、こころから楽しみにしています。(^^)
http://www.kodomonomorihiroba5599.info/
コミュニケーションがうまい人は
話すことがうまい人であると思われがちですが
実は聴くことの能力が
コミュニケーションを円滑に図るうえで
とても大切だと言えます。
そもそも
私達は自分の話していることや気持ちを
相手に理解してもらいたくて話しをします。
それゆえ
自分が話していることを
相手がよく理解してくれたと感じることが
できれば、自らも安心して話すことが
できるはずです。
ではまず相手が安心して話すためには
どう聴けばいいのでしょうか?
その前に
実はここではあえて
「聴く」という漢字を使っていますが
それは、通常「聞く」というのは
単純に音が耳に入ってきた状態を
さして使う言葉だからです。
たとえば「鳥の鳴き声を聞いた」
というように。
しかし「聴く」ということは
相手の言わんとしている意味や
気持や思いや感じ方などを理解するために
耳を傾けて「聴く」という時に使う
言葉です。
私のようにカウンセラーの仕事に
従事しているものは
一応「聴く」ということの
プロだといえます。
ゆえに相談者の話を聞くのではなく
聴かせてもらうように努めています。
そして話を聴かせていただく時は
まず相談者の話されることを
相談者の立場に立って聴くようにします。
そうすることで
その人のもつ言葉の意味を推し量ったり
あるいは感じ方や気持ちなども
その人のもつ言葉の意味や概念で
その人のようにものごとをとらえたら
そのように感じたり思ったりするであろうと
いうように共感的に聴かせてもらいます。
そのために
相談者が話されるときは
話しやすいように相槌をうったり
あるいは話されていることを
ときどき反復したりして
話されていることを
確認しながら進めていきます。
そして、
「積極的にちゃんと話されていることを
理解しながら聴いていますよ。」という
態度を維持しながら
相談者が安心して話しを続けていかれるように
努めます。
また相談者の話されることを
できるだけ正確に理解するために
話の区切りのいいところで
質問を送らせてもらいます。
たとえば
相談者Aさんが
「会社では、私のことをみんなに悪く思われてるに
違いありません。」と言ったとします。
その場合は
「Aさんは会社ではみんなに悪く思われているに
違いないと思ってみえるんですね。
それは実際に誰からそのようなことを
聞かれたりしたんでしょうか?
あるいはそうに違いないと思うような
出来事などがありましたか?
またそうであるならその時に
どんなことを感じましたか?」
などとというように
その人がそう思う理由を理解しようとすることで
ある出来事や人の態度を
その人がどうとらえているかということや
またその時の感情などを聴くことによって
その人の感じ方などが理解できたりします。
もちろん
言葉だけでは不十分などで
その人の表情や態度、
あるいは声の調子などからも
わかってもらいたいと思っていることを
なるべく理解するよう努めます。
このような姿勢と態度で
話を聴くことを傾聴といいます。
しかしそれはあくまで
カウンセラーとして傾聴する時の態度であって
日常のコミュニケーションにおいては
もちろんただ「聞く」だけの時もありますし
時には「訊く」や「尋く」ということもします。
この「訊く」と「尋く」は
自分の知らないことを尋ねたり
あるいは相手から何か訊きだしたい
というときなどにそうします。
そのように
相手の話すことをただ何げなく聞くこと
あるいは時と場合の必要に応じて深く聴いたり
さらに自分の興味や必要に応じて訊いたりすることで
コミュニケーションが生きてきます。
またそのように聴くということを
大切にすることによって
相手は安心感をもって話すことができますので
その分、
自然にこころを開いてもらうことができます。
その感覚を得ることによって
自らも安心してこころを開いていくことが
できると思います。
このようにコミュニケーションを深めていくには
お互いが安心感をシェアすることだと思います。
いずれにしても
人は皆自分のことをわかってもらいたい
ということから言葉を発し
コミュニケーションを求めています。
ゆえに
相手に自分のことを理解してもらいたいと
思うのであれば
まずは意識的に「聴く」ということを
大切にするといいということが
わかっていただけると思います。
そしてそうすることによって
まずは相手に安心感を与え
その感覚が得られることによって
自らも安心して話すことができるわけですから
自ずと「わかりあえる」という関係性が
築かれていくことになると思います。
では次回は
自分のことを「伝える」ということについて
書いてみようと思います。
こどもとのコミュニケーションが難しいと感じられるときは
大抵の場合において、
親がこどものことを知り過ぎたいあまり
「訊く」か「尋く」に比重がかかり過ぎて
いるのではないかと思います。
こどもは親が訊きだそうと一生懸命であればあるほど
問いただされるような圧力を感じてこころを閉じてしまいます。
またいつもいつもただ聞いているだけでは
こどもの「わかってもらいたい」という欲求は
満たされませんので、親を信頼する気持ちが育ちません。
できればなんとなく聞くように、
されど実はじっくり聴いてみると
こどもはこころを開いてくれたりします。
それはこどもが3歳なら
親も3歳のこどもの立場に立って聴く
ということです。
そうすれば「なるほど」と思えたりするものです。
またその聴き方をすることによって
親子間のコミュニケーションもうまく
図れるようになっていくことと思います。
しかし・・・これは口で言うほど簡単ではありません。
カウンセラーである私にも
親やこどもとのコミュニケーションにおいては
この「聴く」ということがとても難しい時があります。
でもやってみそ♪ 私もこころがけますわん。(^^)
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