不安の構造 その1

2015.01.31 Saturday 18:04
0
    私達が不安を感じる時は
    大抵の場合、
    自分というものの価値が脅かされるときです。

    たとえば
    会社をクビになるかもしれない
    彼女にふられるかもしれない
    試験に落ちるかもしれない

    これらの不安は全て
    直接、生命が脅かされることの不安ではありません。

    その会社に勤めているから価値ある自分
    その彼女に愛されているから価値ある自分
    その試験に受かれば価値ある自分
    と思い込んでいる自分がその不安を作っているのです。

    しかしながら人というのは
    どんなことに対しても見えないものに対しては
    不安をもちますから、

    今まであったものがなくなることや
    まだ結果の見えないものに不安を感じるのは
    ある意味自然なことだと思います。

    されど自分の価値を外側に求めすぎていればいるほど
    その不安は強くなり

    また不安通りの結果になった時に
    ひどく落ち込んだり、
    あるいはそのことを長くひきずり続けたり
    人によっては生きる意味さえ見失ってしまうことも
    あります。

    そのように人生に変化が生じるたびに
    いつも強い不安を感じる人は
    今まで自分の周囲の人が求める価値観に応えることを
    頑張り続けてきたのではないでしょうか?

    もしそうであるならば
    その時にどうあろうとするか
    そこに自分の価値があると捉えなおしてみるのは
    どうでしょうか?

    会社をクビになりたくないと思うのであれば
    だから私は○○する。

    彼女にふられたくないと思うなら
    だから僕は○○する。

    試験に落ちたくないと思うなら
    だから私は○○する。

    この○○に自分の価値を求めるのです。

    するとその結果は
    思っているより平常心で受けとめることができる
    のではないかと思います。

    それはきっと、
    その結果に対して○○するという
    自分らしさに価値があるということを
    こころのレベルで感じられるようになっていくからだと思います。







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    悪口は、悪口を言う人にお持ち帰りいただきましょ。

    2015.01.30 Friday 18:35
    0
      人に悪口を言われるのは
      誰でも気分のいいものではありません。

      しかし人から悪口を言われたくなくて
      自分の意見を抑えたり
      あるいは行動や選択を控えたりするのは
      自分にとってよくないことではないかと思うのです。

      そもそも人の悪口を言うのが好きな人は
      自分自身のことが好きではありません。

      それゆえ
      人の悪口を言うことで
      そのうっぷんを晴らしていると思うのですが

      そんなものをまともに受け取る必要などない
      と私は思います。

      それよりも
      「悪口を言うことが好きな人だなあ。
       それはそのまま自分に戻るだけなのに。」
      というふうにとらえて
      なるべく気にしないようにするほうが
      自分の精神衛生上にはよろしいのではないかと
      思います。

      また実際に最初はその悪口を本気にする人も
      いるかもしれませんが

      何回も聴き続けているうちに
      最終的には「悪口の好きな人」と判断されて
      その人の話をまともに聴く人はだんだん減っていくものです。

      いずれにしても
      悪口の好きな人の格好の餌食となる人は
      それを極端に恐れる人です。

      それは悪口の好きな人に
      パワーを与えることになってしまいます。

      ゆえに
      もし自分の悪口を誰かに言われているようであれば

      直接その人に
      「それは事実ではありませんので、不快です。」
      などときっぱり言うのもひとつ。

      でももしそれを言ったとしても
      あらためるような人でなければ
      どんどん言わせておくのもひとつです。

      なぜなら
      その人は「私は人の悪口を言うのが大好きな人間です。」
      という宣伝を自らすることによって
      その通りの評判を受け取ることになるからです。

      では今日の最後にお釈迦様の言葉をご紹介します。
      「悪口は毒蛇と思え、受け取るな。」

      あなたが受け取るのは
      肯定の言葉だけでよろしいのではないしょうか。(^^)




      悩みちゃん「Lucky先生、私はある人に悪口を言われて困ってるんですが
            どうしたらいいでしょうか?」
      Lucky  「ほっとけ技がいちばんじゃ。」




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      見捨てられ不安に怯えるドラマクィーン

      2015.01.29 Thursday 15:28
      0
        私達はできることなら
        親密な人との関係において問題など欲しくはない
        と思っていますが

        意識の上ではそう思っていても
        無意識下では問題のない状態になると
        こころに落ち着きをなくし、不安になり
        何も問題はないのにわざわざ問題を作ってしまう
        という人もいます。

        そのような人のことを
        欧米ではドラマクィーン(スラング)といいます。

        その人はいつも自分にとって親密な相手のこころの
        センターを占めていなければ
        こころが不安定になるため

        相手が彼女以外の人を大切にすることや
        あるいは彼女がいない時間を満たすことなどに
        過剰反応する人のことです。

        たとえば
        彼が週末は友人と飲みに行くと言ったとします。

        しかしそれは
        ドラマクィーンからすると
        「なぜ? いつもは私と週末を過ごしていたのに。
         そういえば最近彼は以前ほど、愛の言葉を口にしない。
         もしかしたら心変わりしたのかしら?
         あるいは他に興味のある人がいるのかしら?」

        ということになりかねません。

        また一度そうなると
        自分の中に湧いた猜疑心や不信感が
        どんどん募ってくるために

        いろいろ問題を提起して
        つまりわざわざ問題でないことを問題にして

        自分が安心できる枠の中に
        相手を閉じ込めようとします。

        それによってその不安から逃れようと思うのですが
        しかしながら逆にその不安はどんどん募っていくことになります。

        なぜなら
        相手からすれば理解されない
        信頼されない
        またそれによって自分の自由が奪われるのですから
        当然距離を置きたくなります。

        しかしまたそれが彼女の猜疑心や不信感を
        強めることになるという悪循環に陥っていきます。

        このように自らドラマを作ることによって
        結果的には相手を疲れさせ
        また自分自身もその関係に疲れきってしまうことになります。

        そもそも激しく強い恋愛であればあるほど
        それはそれぞれお互いが孤独だったからです。

        それゆえ
        火がついた最初の段階は
        まるで火山の噴火と同じで激しく燃え上がります。

        それによって恋愛の最初のプロセスでは
        お互いが激しく求めあい
        あたかも二人が一つになったかのように感じられる
        かもしれません。

        しかしどんな恋愛でも
        その状態が永遠に続くことはありません。

        どんな相手と恋愛しても
        必ず「私は私」「僕は僕」というお互いのバウンダリ―(境界線)
        を尊重しあわなければならない時期が到来します。

        それは言い換えると
        お互いの違いを知り、それらを理解しあい、受け容れあうことです。

        それゆえこの段階に入ると
        いつも一緒にいることや、
        言葉による愛情表現や性愛よりも

        相手にスペースを与えることができるかどうか
        ということの方が必要となってきます。

        なぜなら事実としては
        もともと一人と一人だったのですから
        二人が一つという状態をいつまでも続けることには
        だんだん無理が生じてくるからです。

        それゆえバランスとして
        相手から自分を解放する自由な時間が必要となってきます。

        しかしドラマクィーンにとっては
        いくらこのことを頭では理解できても
        こころのレベルではその反対で
        互いは自由であるという感覚がとても怖いことのように
        感じてしまいます。

        ではなぜそのように互いが自由であるという感覚が
        その人の恐怖感になるのかというと
        自分のこころの中に安全を感じることができないからです。

        多くの場合は、
        幼少期に周りの大人(大抵の場合は親)によって
        厳しい枠(規則やしつけ)の中に閉じ込められ、
        また過剰に保護され続けたことにより

        自由に自分を解放するイコール
        親に見捨てられるという不安感があるのではないか
        と思います。

        私も若い時は
        相手にスペースを与えるという感覚がわかりませんでした。

        それゆえ
        相手が一人でいたいということを言うと
        とても不安を覚えたのを思い出します。

        今から思うと私もドラマクィーンだったことが
        よくわかります。

        いずれにしても
        いつも恋愛がこのような段階に入るとこじれてしまう
        ということを繰り返している人は

        自分の中にある
        見捨てられ不安と対峙する必要があると思います。

        それはどういうことかというと
        自分以外の他者に安全を求めることの
        無意味さを理解することです。

        また言い換えるとそれは
        親との関係性から自分を解放することでも
        あります。

        時間はかかるかもしれません。

        しかしこれを自分自身の問題と捉えて
        根気よく自分と向き合い続けていけば
        いつか必ず自分の中に安全を感じられるように
        なってくるのではないかと思います。

        なぜなら
        それこそがその人の本当の望みだからです。








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        仕事の重さで人生に疲れている人へ

        2015.01.28 Wednesday 18:23
        0
          彼はあるいは彼女は
          非常に仕事熱心な人であると言えば
          誰でもその人を高く評価するのではないかと思います。

          もちろん仕事熱心であるということは
          決して悪いことではないと思いますが

          しかしそのためにいつも無理をしている人は
          長期的に見ると、いつかポキッと折れてしまうような
          危うさを含んでいたりするものです。

          大抵の場合、そのような人は
          次々と目標を設定して
          それを達成するために猛烈な努力をしたりします。

          恐らくそれが
          自他ともに一番自分の価値を認めてもらうのに
          わかりやすいやすからではないかと思います。

          しかしそれを続けていくということは
          今の自分ではまだまだ十分とはいえない
          またもしかすると
          他者に追いつかれてしまうかもしれない
          あるいは
          自分よりも評価の高い人のようになるには
          まだ足りない

          などというように
          こころが落ち着く場所がもてなくなっていく
          可能性があります。

          またいくら目的を達成しても
          一度その思考システムにはまると
          だんだん自分の能力以上のことを自分に強いることに
          なっていきます。

          それによって
          精神的な負担もどんどん重くなっていくと思います。

          ではいったいどうして
          このように必要以上に無理をして常に自分を頑張らせて
          しまうのでしょうか。

          それは
          その人のこころの中に「この自分でいい」と思える
          自分が存在していないため
          いつも頑張っていないと

          またそれによって他者に評価されていないと
          不安だからだと思います。

          単純に自分の仕事が好きで仕事熱心な人は
          次から次へと目標を掲げる必要などありません。

          あくまで自分のペースで
          仕事するときは熱心に取り組んでいれば
          自然にその仕事の質は高くなっていくものですし

          他者がそれをどう評価するかは
          大して重要なことではありません。

          それよりも重要なことは
          心身ともに健康でバランスのよい人生を
          過ごすことができているかどうかということでは
          ないかと思います。

          ではここでちょっと思い出していただきたいのですが
          あなたの親御さんは、あなたが何か失敗したときに
          励ましてくれる人でしたか?
          あるいは、その失敗を責める人でしたか?

          もし励ましてくれた親御さんであれば
          あなたは親に愛された人です。

          それゆえ
          こころの中に支えをもっています。

          つまり基本的にはこの自分でいいと思えているので
          頑張る必要がある時は頑張りますが
          常に猛烈に頑張りつづける必要性など感じていないと思います。

          しかし反対に
          あなたが何か失敗するたびに責める、怒る、恥じる
          そしてなかには執拗に何回も何回もそれを責めたり
          あるいはそれを話すことであなたを辱めるような親御さんで
          あったならば

          残念ながらあなたは親御さんによって愛されたのではなく
          その反対で親のこころを満たすことを、
          つまり子どもが親を愛することを強いられてきたのです。

          即ちそれは
          親のもつ劣等感や見栄を
          子どもが成功して満たせということです。

          もし今、
          仕事の重さで人生に疲れを感じている人がみえたら
          今から書くことをこころの片隅に留めておかれると
          いいのではないかと思います。

          真にあなたを愛する人であれば
          あなたがいつも無理をし続けて
          社会的な成功を収めることなど望まないものだと思います。

          他者に求められてることを果たす責任よりも
          自分の体とこころの健康に対する責任のほうが
          もっと大切なことです。

          あなた以上にあなたを愛する人はいません。
          どうぞあなたを愛してあげてください。








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          自分にしかできないこと

          2015.01.27 Tuesday 19:06
          0
            今抱えている自分の問題は
            たとえどこへ行こうと
            また誰に助けを求めようと

            それが自分の問題である以上
            やはり最終的的にはその問題と自分が向き合うことなしに
            解決することはありえません。

            それゆえ
            何かで一時的にその問題をごまかしたり
            あるいは何か他のことで気を紛らわしたりしたとしても

            自分だけの時間に戻った時には
            それらが再浮上して
            自分のこころの中に落ち着く場所をもつことが
            できなくなってしまいます。

            またその状態を長く続けると
            どうしたらその問題や悩みを解決できるかということより

            どうしたらそれによる心配や不安から
            逃れることができるかどうかということばかりを考えることに
            こころが囚われるようになってきます。

            それはとても苦しいこころの状態だといえます。

            なぜならそれは自分が創りだしているものゆえ
            どこにも逃げ場所などないからです。

            では一体どうしてその原因に向き合おうとしないのか
            それは心のどこかで
            誰かがそれを何とかしてくれるのではないか
            という思いがあるからだと思うのです。

            でもそれは自分以外に誰も代わりはできないことなのです。

            またもう一つの理由として
            自分は変われない、あるいは変わりたくない
            また変わることが怖いなどという気持ちが
            無意識下にあるかもしれません。

            実際に悩みや問題を解決するためには
            必ず今までとは何かを変える必要性が生じるものです。

            しかしそれゆえ
            悩むことや問題があることは悪いばかりではないのです。

            私達の成長は変化とともにあるのですから
            そういう意味では、その後の人生をよりよく生きる
            チャンスでもあるわけです。

            話は変わりますが、私は時々人から
            「どんな人がカウンセリングを受けにみえるんですか?」
            と聞かれることがあります。

            そういう時には
            職業、年齢、悩みや問題は人それぞれですが
            「自分の問題を自ら解決しようと思っている人が
            みえるんですよ」とお応えしています。

            もしかするとクライエントさんは
            最初からそれを意識化されていないかもしれません。

            しかし
            「話を聴いてもらおう」ということを選択した時点で
            その人の無意識下は、自分を知ることによって
            その原因と向き合あうこころの準備ができていたりするもの
            ではないかと思います。

            ゆえに、こちら側からの質問に対して
            こころを開いて話してくださるのだと思っています。

            ですからたとえどんなにこころがボロボロの状態でいらしても
            クライエントさんがカウンセリングというものを
            選択された以上は、

            必ずその心の一枚下には
            成長動機が潜んでいるはずであるということを
            私はできうる限り信頼し続けるようにしてい
            ます。

            またそれゆえ
            全てのクライエントさんに対して尊敬の念をもって
            セッションに臨むことができるのだと思います。








            (グループ・コラージュセラピー体験会のお知らせ)
            日時2月8日(日)午後2時〜5時
            場所 当ルーム(メンタルケア フォレスト)
            参加料 3500円(お茶とお菓子をご用意しています。)
            持ち物 ・ハサミ
                ・雑誌、カタログ、新聞、包装紙 etc...
                 なんでもいいので自分の好きなものを
                 どんどん切り抜いたものを集めておいてください。
                 もちろんこちらで制作中に切り抜いていただいても
                 かまいません。ハサミ
            定員   7名(中学生以上の大人)
            お申込み http:mc-forest.comのご予約専用メールから
                 お申し込みください。
                 またこちらのHPに当ルームのTEL番号も記載
                 されてますので、お電話でのお申込みでも結構です。
                 


                

            私とのセッション(カウンセリング)をご希望される方は
            下記のHPをご覧になってください。
            ご縁のある方と共に、よいセッションを創っていきたい
            と思っています。


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            インナーチャイルド癒す旅人との出会い

            2015.01.26 Monday 13:00
            0
              人というのは
              自分の思いを誰にも否定されることなく
              十分に聴いてもらえたという感覚が得られると

              その後、
              自然と自己内省することができるものです。

              それによって自分のものごとのとらえ方や行動を
              変えてみようという気持ちになったりします。

              カウンセリングの現場においても
              ここまではわりとスムーズに進んでこられます。

              しかし実は問題はそこからです。

              なぜなら大抵の場合は
              いくら気持ちや行動を変えても
              いきなり期待する結果は得られないものだからです。

              結果というのは
              常に忘れたころにしか現れてこないことが
              多いのです。

              それゆえ
              自己変容していく時には
              誰しもその気持ちや行動を信じて
              毎日続けていくことができるかどうか
              ということが試されます。

              その間には焦りもでるでしょう。
              また本当にこんなことをしていて
              自分の人生が変わるのかどうかという不信感も
              出てくるかもしれません。

              あるいはなかなか変わることができない自分を
              ついつい責めてしまうこともあるかもしれません。

              その時にぜひ思い出していただきたいことは
              その自分を理想の親のように
              やさしく見守ってあげてくださいということです。

              親という字は立つ木を見ると書きますが

              そのように
              自分のことを、変化を通して自我を確立しようと
              している子とみなして
              やさしく見守ってあげていただくと
              いいのではないかと思います。

              今まではきっとそれを自分の親にわかってもらいたくて
              ずっと頑張り続けてきたのではないでしょうか。

              でももう頑張る必要などないのです。

              ただひたすら自分を信頼してあげるだけでいいのです。
              そうすればやがてそれは自分を愛する気持ちや
              自信に変わっていきます。

              今年に入ってからも
              インナーチャイルドを癒す作業をする場所として
              こちらを選んでくださり
              遠方から当ルームを訪ねて来てくださった方々と
              そのようなセッションを育む機会をいくつか与えていただきましたが

              セッション終了後には
              誰がこんな遠くの田舎町までその自分を運んだのかというと
              それはその方達のこころの中でずっと長い間縮こまっていた
              「自由なこどものこころ」であったということに
              気がつかれたりします。

              そして今まで親から本当に与えて欲しかったものを
              これからは自らがその子に与えてあげようという思いを
              もたれて帰路につかれたのではないかと思います。

              このことからもわかるように
              私達は自らの思いに素直になれば
              必ず自分が自分を癒し、そして新たな変化へと導いていくものです。


              クライエントさんとのお別れ時に
              とても自然で美しい笑顔を見せていただいたりすることが
              よくありますが

              その度、
              これからも当ルームは変化を必要とする方の
              こころの休息地として在り続けたいなと思うのです。






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              損得による選択について

              2015.01.25 Sunday 20:10
              0
                私達は何かを選択する時
                どちらを選んだ方が損か得か
                なんてことをついつい考えてしまいますが

                それが本当に損になるか得になるかは
                大抵の場合、ずっと後になってみないと
                わからなかったりするものではないでしょうか。

                なぜなら人というのは変化していくものですし
                また世の中も刻々と変化しているからです。

                世間では
                自分より地位や名誉のある人に取り入って、
                うまく自分を引き立ててもらうような人のことを
                世渡り上手といいますが

                しかし私は
                その世渡りが生涯にわたって通用する
                賢い生き方とは思いません。

                むしろ本当の世渡り上手は
                目先のことだけに目を奪われるのではなく

                たとえ損することかもしれなくても
                それが本当に自分がやりたいことだったり

                あるいは
                あえて損をしてでも
                投資する価値があると思うものを
                選択する人ではないかと思うのです。

                人は自分に力がある時に
                それを崇めたり必要とした人のことよりも

                自分にまだ力がない時に
                そのチャンスを与えてくれた人のほうが
                当然ながら大切な人だと思うはずです。

                また自分より力のある人を自分より上においたり
                あるいは力のない人を自分より下におくという生き方は、

                本当の意味での絆は培えないものではないか
                と思うのです。

                しかし人間はここ一番という時に
                そういうものが最も必要となります。

                そういう意味では
                むしろ損得に囚われない選択の方が
                人生の長い先では、「正しい答え」になるのではないか
                などと私は思います。





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                誕生日の気分は?

                2015.01.24 Saturday 22:25
                0
                  今日は私の誕生日でした。

                  何と今日でもう58歳!
                  でもまだまだ58歳というべきでしょうね。

                  だってまだまだやりたいことが山ほどありますし
                  人間としての修業も足りません。

                  この仕事も今年で20年目になりますが
                  よくまあ臨床一本だけで生き抜いてこられたなあ
                  と思うと同時に
                  今までクライエントさんに鍛えていただいたことを
                  こころから感謝する気持ちでいっぱいです。

                  さて今日の私はどんな日を過ごしたかと申しますと
                  何も特別なことはしませんでした。

                  午前中はSkypeである講義を受け
                  午後からは
                  こどもの森の活動の打ち合わせのため
                  仲間が訪ねてきてくれましたので

                  みんなで私のお気に入りの森を散策しながら
                  3月に予定している活動に向けて
                  こころを一つに合わせるという時間をもちました。

                  今日はいつになく暖かくお天気にも恵まれましたので
                  外はとても気持ちよく
                  美しい森の中でお日様の光を浴びながら
                  平和で開放的な時間を仲間たちと過ごしてきました。

                  明日は両親が訪ねて来てくれるそうですので
                  家族で食事をする予定です。

                  58歳になってもまだ両親に誕生日を祝って
                  もらえるのですから、
                  そんな幸せなことはないと思っています。

                  過去を振り返ると
                  たった一人で寂しい誕生日を過ごしたこともありました。
                  また大きなパーティーが催され何十人もの人に
                  祝ってもらったこともありました。
                  ロマンティックな誕生日もあれば、
                  悲しみに打ちひしがれていた誕生日もあり

                  それはそれはいろんな誕生日を重ねてきましたが
                  今の私には平和で暖かいひとときを与えていただくことが
                  何より嬉しいプレゼントです。

                  それゆえ今日は最高の誕生日を過ごさせていただいたと
                  思っています。

                  もう少し暖かくなったら
                  私の大好きな場所、洞戸村に住む友人達に会いに
                  行こうと思っています。

                  そしてもう少し頑張ったら
                  海外に住む友人達のところを順番に訪ねる旅をしたいです。

                  そんなふうに
                  人生から喜びを見い出すために
                  また明日からも毎日を丁寧に生きていこうと思いました。

                  では今日の最後に58歳になった気分はと聞かれたら・・・

                  I feel good!
                  年を取るのもそんなに悪いもんじゃないわよ〜。
                  だって若い時の私はもっとめんどうで大変だったんですもん。

                  年をとるということは
                  自分に対する取扱い説明書の理解が深まるってことでしょうか。
                  年とともに私は自分と仲良
                  なれてる気がします。(^^)







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                  捨てる練習

                  2015.01.23 Friday 18:34
                  0
                    何も思い当ることがないのに
                    なんとなく心が落ち着かずにソワソワしたり
                    何かを決めたりするにもよく迷うような時は

                    思いのほかこころが散らかっていたりするもの
                    ではないかと思います。

                    そんなときは、
                    もうすでに不要となっているものを
                    捨てるといいのではないかと思います。

                    考えてみたら
                    ごく普通の生活を送っているだけでも
                    ものはどんどん増えていきます。

                    それと同じように
                    こころの中にも、今から先を生きていく上で
                    もう不必要なことを溜め込んでしまっているかも
                    しれません。

                    それゆえ
                    私達にはものを捨てるという練習が必要ではないかと
                    思うのです。

                    そういう私も捨てたいと思いながら
                    そのままになっているものがずいぶんあります。

                    これらのことも
                    実はけっこうなストレスになっているのではないかと思い

                    早速今日はまず古い郵便物を処分しました。
                    たったそれだけのことでも、なんだかスッキリした感じです。

                    さらにCPに保存したままだった古い写真も削除しました。
                    何とその後、あれだけスローだったCPが
                    少し速く作業してくれるようになりました。

                    やはりすべての病や故障は
                    滞りによるものであると実感し
                    よい循環を促すために
                    明日からは毎日何か不要なものを捨てることを
                    新しい習慣にしようと思いました。

                    これらのことをこころに当てはめると
                    過去の出来事や
                    または誰か特定の人やあるいはものに執着するのは
                    捨てることが下手だからだともいえるのではないでしょうか。

                    そのこころの状態を今すぐ変えるということは
                    難しいかもしれませんが

                    不要なものを捨てるということであれば
                    すぐにでもできます。

                    試に身の回りにある不要なものを捨ててみて下さい。
                    捨てれば捨てるほど、
                    こころはスッキリしてくるものですよ。

                    こんなことを書いていたら
                    明日は何を捨てようか楽しみになってきました。

                    さて明日は何を捨ててスッキリしようかな〜。(^^)










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                         なんでもいいので自分の好きなものを
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                    と思っています。


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                    自分の思いを叶える近道とは

                    2015.01.22 Thursday 17:40
                    0

                      ものごとが思い通りにいかない時に
                      よく私達は努力することが足りないと思ったりします。

                      確かにそういう時もあるかもしれませんんが
                      ほとんどの場合においては
                      自分の頭だけが思い通りの状態になることを
                      急ぎ過ぎているということの方が多いように思います。

                      しかし大抵の場合、
                      どんなことでも機が熟すまでには
                      ある程度の時間を要するものです。

                      ではそうすれば一にも早く思い通りにいくかというと
                      なるべく焦る気持ちを鎮めて
                      毎日一歩づつ、堅実に今やれることを積み重ねていこうと
                      思われた方がいいのではないかと思います。

                      タオ(老荘思想)の教えの中に
                      「無為」という言葉がありますが

                      これは何もしないで
                      ただダラダラ怠けていればいいということではなく

                      ただ淡々と一歩づつ歩くということを大切にして
                      毎日を送ることだと私は解釈しています。

                      それはちょうど食べたものを
                      胃がちゃんと消化してくれるように

                      あるいは頑張ろうと思わなくても
                      ちゃんと肺が呼吸活動をしてくれるように

                      今自分が為すべきことを
                      無理せず丁寧に確実にやることではないでしょうか。

                      自然というものに沿うならば
                      いくら努力して頑張っても
                      冬からいきなり夏になることはありません。

                      それは私達の人生においても同じことが
                      いえるのではないかと思います。

                      それゆえ
                      他にもっと早く思い通りになる方法はないものか
                      と周りをキョロキョロしたり
                      あるいはそういう話につられてしまうことのほうが
                      かえって横道にそれることでないかと思います。

                      そういう意味では
                      いきなりものごとが思い通りになることのほうが
                      かえって不自然なことであり

                      むしろそれは一見思い通りになっているかのようで
                      実は大切な何かが抜けていたり
                      あるいは脆く崩れやすいものだったりするのでは
                      ないかと思います。

                      世の中を見渡してみても
                      やはり自然な道のりというものを
                      ちゃんと堅実に歩んできた人だけが
                      しっかりとした地盤の上に自らの思いを
                      形にしてみえます。

                      またその道のりをしっかり歩いてくるからこそ
                      「自分の思いを決してあきらめない」という
                      強靭でゆるぎない精神力が培われるのではないかと思います。

                      ちなみに
                      私が自分の思いを叶えるイメージは
                      「毎日ポン 小さくポン」です。(^^)







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