変化し成長することを拒むもの

2016.06.30 Thursday 22:23
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    みなさん、こんにちは。

     

    カウンセリングというのは

    どんどん心が楽になっていくというプロセスも

    ありますが

     

    多くの人は

    変容のプロセスにさしかかると

    その大変さに苦しまれたりします。

     

    なぜかというと

    人というのは変化することを望みながらも

    一方では変化を拒む自分もいるからです。

     

    ですからこのプロセスにさしかかると

    いつも私は「ここから道は険しくなる」

    と覚悟します。

     

     

    そこで変化を拒む自分をよく見つめてみる

    必要性が生じてきます。

     

    そしてほとんどの場合においては

    自分のプライドがそれを拒んでいたりするものです。

     

    ではどうしてそんなに自分のプライドに

    しがみつくのかというと

    それは健康な自尊心が培われていないことによる

    のではないかと思います。

     

    たとえば

    親との関わりにおいて

    いつも否定ばかりされていた人であれば

     

    否定されたことの痛みから

    他者よりも優位な立場になろうとし

    人を見下ろすことで傷ついた自尊心を守り

    偽りのプライドを発達させてしまうことがあります。

     

    ですから

    表面上、プライドが高ければ高い人ほど

    実は自己肯定感がとても低かったりすることが

    よくあります。

     

    でも本当は

    ただ愛されたかったのです。

     

    それをとても必要としていたのです。

     

    でもそのことに気づき

    かつて愛を必要としていた人から

    十分に与えてもらえなかったことによる

    怒りや悲しみの感情を開放することができると

     

    偽りのプライドによる抵抗は

    次第に小さくなっていくものです。

     

     

     

     

    いずれにしても

    変化の時は誰でも大変です。

     

    その時は

    プライドを捨てる勇気や

    自分を信じる力を必要とします。

     

    でもだからこそ

    本当の意味での自尊心をもつ自分、

     

    それは「自分らしくあること」に

    誇りをもつ自分に出会えることと思います。

     

    では今日の最後に

    変化を選択しようとしている方のために

    「勇気」というメッセージが込められた動画を

    ご紹介して終わります。

     

     

     

    https://www.youtube.com/watch?v=MlHAjjBnyuw

     

     

     

     

     

     

     

    トランクカウンセリングルーム移転準備のお知らせ

     

    このたび養老から美濃市へ移転することを決めました。

     

    その準備のため

    7月18日(月)から24日(日)まで休院させていただくことを

    お知らせいたします。

     

    尚、新規お申込みのクライエント様は

    カウンセリングルームが美濃市に移転しても

    通院可能であると思われるようでしたら、

    ご予約のお問い合わせをなさってください。

     

    また移転先では

    7月25日から、営業を始めますが

    すでに美濃市近郊(岐阜市、関市、各務原市、山県市 etc・・・)

    にお住いの方々から25日以降のご予約をいただきつつあります。

     

    それゆえ、できましたら

    なるべく早めにお申し込みくださったほうが

    ご希望日時に沿うことができるかと思います。

     

    ではたいへんご迷惑おかけしますが

    どうぞご理解くださいませ。

     

    また新しいカウンセリングルームの移転先(美濃市)

    の詳細は

    近々HPを変更するつもりでおりますので

    変更後お知らせいたします。

     

     

     

     

     

     

     

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    初回面接のときの心得 (私の場合)

    2016.06.29 Wednesday 19:12
    0

       

      みなさん、こんにちは。

       

      私は開院して21年経ちますが

      今なお、初めてカウンセリングを受けられる

      クライアントさんの心境を考えると

       

      やはり初回面接の時は

      それなりにこちらも緊張していることを

      感じます。

       

      それゆえ今まで

      少しでもクライアントさんに安心感を

      感じていただくには

       

      どういった態度で臨み、

      どういった聴き方をし

      どういった訊き方をしていくか

      ということを、自分なりに工夫してきました。

       

      そして長い間やってくるうちに

      クライエントさんの態度や感情のアンビバレンス(両価性)

      に対して極めて理解的に臨み、

      受け容れていこうとすることが

      いかに大切なことであるかということに

      気づくようになりました。

       

      これはどういったことかというと

       

      たとえば

       

      こころの中のことを洗いざらい吐き出してしまいたい

      でも、全てのことを話したくない 

       

      カウンセラーに自分の気持ちをわかってもらいたい

      でも、わかってなどもらえないだろう 

       

      一日も早くよくなりたい

      でも、すぐによくなるのはいやだ

       

      自立したい

      でもまだ誰かに依存していたい

       

      などというように、

      表面に現れている考えや感情、あるいは態度と

      全く正反対のものが無意識に存在していること

      を言います。

       

      特に初回面接に臨まれる時は

      クライアントさんは葛藤やジレンマで

      どちらにも動き出せない苦しみを抱えてみえることが

      ほとんどだと思います。

       

      それはちょうど

      出口の見えないトンネルのど真ん中にいるような

      感じかもしれません。

       

      あるいは

      まるで自分が真っ二つに引き裂かれているような

      感じかもしれません。

       

      それらは

      とても不安で苦しいこころの状態にあるということが

      想像できるのではないかと思いますが

       

      そんな時に必要なことは

      どうすることもできない状況にある自分であっても

       

      誰かによって「そういう時があってもいいのだ」

      と受け容れられることなのです。

       

      これは今までの臨床経験を通して

      クライエントさんから学んだことですが

       

      どんな状況にある自分であっても

      他者に受け容れられることを通して安心すると

      自らもその自分を受け容れ始め

       

      すると誰に言われるでもなく

      本来の自分が望むこころの健康に向かって

      動き始めるのです。

       

      このようなことから

      クライアントさんが初めてカウンセリングに臨まれる時は

      まずは安心感を感じていただくことが大切だと

      私は思っています。

       

       

       

       

       

      安心すると、張りつめていたこころが緩む

      すると心が開いて、感情が溢れだす

      その感情がやさしく受け容れられると

      その人との間に信頼が築かれていく

       

      人というのは

      そうやって向上していくものなんだね。

                        哲学犬 Lucky

       

       

       

       

       

       

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      誰もがインナーチャイルドを抱えている

      2016.06.28 Tuesday 23:14
      0

         

        みなさん、こんにちは。

         

        対人関係に緊張する

        あるいは疲れやすい

        という悩みを抱えている人は

         

        そうではない人と較べたとき

        いったい何が違うのかというと

         

        他者に

        自分の弱点や欠点を

        見られないよう多大な神経を遣っている

        ということではないかと思います。

         

        これは言い換えると

        弱点や欠点がある自分は

        他者に受け容れてもらえないのではないか

        という恐れをもっているからです。

         

        しかし世の中には

        弱点や欠点がない人など

        一人もいません。

         

        また弱点や欠点は

        とらえ方によっては、長所だったりするものです。

         

        たとえば

        引っ込み思案であれば

        譲る気持ちのある人だったり

         

        あるいは

        不器用であれば

        ひつとのことを丁寧にできる人だったりします。

         

        ですから

        むしろ弱点や欠点というのは

        隠すよりも、晒してしまったほうが

        こころはうんと楽になるものです。

         

        でも中にはどうしてもそのようには思えない

        あるいはそう思ってもそのようにできない

        という人がみえるかもしれません。

         

        その場合は

        インナーチャイルドを癒してあげると

        いいのではないかと思います。

         

        それは思い出したくない辛いできごとだったりするので

        無意識のうちに記憶から消してしまっていることも

        よくありますが

         

        こころの奥で感じていることを

        忍耐強く聴き取る作業をすることによって

        インナーチャイルドに触れていくことが

        できます。

         

        そしたら

        小さなこどもが自分の胸の中にある痛みや悲しみを

        親に打ち明けているような姿をイメージして

         

        「大丈夫だよ。」といってあげることができると

        いいですね。

         

        そしてできるだけやさしく、丁寧に

        それらの感情を大切に扱ってあげるといいと思います。

         

         

        人は大なり小なり、みな傷を抱えています。

         

        またその痛みが癒えてないうちは

        二度と同じ痛みを感じなくてもいいように

        本来の自分を殻の中に閉じ込めてしまいます。

         

         

        でも殻を破りたいと思う時が来たら

        その時がチャンスです。

         

        どうぞその時は、逃げずに勇気を出してください。

         

        そして殻を破ろうとする自分を

        肯定して受け容れてあげることができるといいですね。

         

        またこれは一人で行うよりも

        自分に合ったカウンセラーと一緒にやっていくほうが

        安全だと思います。

         

        対人関係による悩みや問題で生き辛さを抱えている人は

        どうぞそんなことも心の片隅に留めておいてください。

         

         

         

         

         

         

        自分の価値や存在を否定され、乗り越えることができないと

        それはインナーチャイルドとなります。

         

        自分は価値ある人間なのだと、誰もが思いたいと思っています。

         

        それは価値がないと愛されないと思っているからです。

         

        だから人はみな、価値ある人間にしようと頑張っているのです。

                         

                         由井寅子(ホメオパシー名誉博士)

         

         

         

         

         

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        愛情関係を破壊する元

        2016.06.27 Monday 16:46
        0

           

          みなさん、こんにちは。

           

          人にはみな大なり小なり

          所有欲というものがあると思います。

           

          とりわけ男が女を

          また女が男を愛し始めた時

           

          相手を失うことの不安から

          所有欲を抱いたりするものです。

           

          しかし私達が誰かを所有しようとするとき

          それと同時に

          その誰かに依存することになるということを

          知っている必要があると思います。

           

          なぜなら

          その誰かを所有することが

          自分の幸せだと勘違いしてしまうことに

          なるからです。

           

          しかし本来、幸せを感じる源は

          誰かの中にあるのではなく

          自らの中にあるものです。

           

          また所有欲を満たすためには

          相手を支配することが必要になります。

           

          すると

          相手を自分の望み通りに変えようとしたり

           

          あるいはその反対に

          自分が相手の望み通りにふるまうことによって

           

          それぞれが自分らしくあることが

          できなくなってしまいます。

           

           

          ですからそれは

          言うまでもなく、真の愛情とは正反対のもので

           

          自らの不安や恐れを

          相手を所有することによって満たそうとする

          歪んだ愛だといえます。

           

           

          今までも男女の恋愛について

          たくさんの症例を扱ってきましたが

           

          どちらかが、あるいは双方が

          こころの健康を失くしていく背後には

          必ず「強い所有欲」が潜んでいたりします。

           

          またその関係性は支配的であることが

          ほとんどです。

           

           

          このようなことから

           

          もし誰かを愛し、

          その人と共に生きていこうと思うのであれば

           

          逆説的ではありますが

          その人がいなくても生きていくことができる

          自分を育てていくことが大切ではないか

          と思うのです。

           

          これは男女の関係だけではなく

          親子の関係にも同じことが言えますが

           

          たとえ相手によって幸せがもたらされたとしても

          そのみなもとは自分のこころにあることを

          忘れてはならないと思います。

           

           

          そのこころの状態は

           

          自分によって

          ありのままの自分が愛されている

           

          それと同じように

          相手のあるがままを愛し

          相手の幸せを望んでいる

           

          ゆえに相手の幸せは

          自分の喜びにもなるということです。

           

           

          では今日の最後にテリー・コールの言葉を

          ご紹介して終わります。

           

          人と真剣に付き合うということは、

          個性と自己を自由に表現することを

          お互いが認めることです。

           

          お互いがしていることを喜び合う・・・。

           

          人間の幸福は相手を通してもたらされるものであり、

          そのみなもとがその人にあるのではないことを理解することが

          結局は幸せな関係を築くもとになるのです。

           

           

           

           

             僕は君のことが大好きだけど 君は君 僕は僕

           君も僕のことが大好きだけど 僕は僕 君は君

           

           君と歩くのはとても楽しい

           

           でも君が違う道を行くというなら

           寂しいけれど僕は大丈夫

           

           僕は「ありがとう」と言って君を見送り

           君も「ありがとう」と言って新しい道を行くだろう

                               

                                                                  哲学犬 Lucky

           

           

           

           

           

           

           

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          毎日は崖っぷちに近づきつつある・・・。

          2016.06.26 Sunday 11:23
          0

             

            みなさん、こんにちは。

             

            私は来月21日に引っ越しを控えています。

             

            その現実を考えるとちょっと怯みますが・・・

             

            とりあえずは

            もう不必要なもの

            そうではないもの

            とたったか速やかに判断して

            どんどんものを減らすしかありません。

             

            恐らくそんなことをやりつつ中で

            こころの中にあるどうでもいいことも

            捨てることができるかもしれない

             

            そのスッキリ感を目指して

            引っ越しに臨もうと思っているところです。

             

            でも日曜日になると

            やはり体は休みたがります。

             

            特に私の場合は

            体というよりも、

            頭が何かを判断したりするを拒みます。

             

            そのことにどこまで沿ってあげるか

            この辺りのちょうどいい加減が

            今はちょっと難しいところですが

             

            こんな時に頭の中にちらちらする言葉は

            何の根拠もないのに

            「なるようになる。なんとかなるだろう。」

            というもの。

             

            考えてみたら

            変化の時はいつもそう思ってきたような

            気がします。

             

            またそう思わないと

            変化に挑むことなどできなかったのかも

            しれません。

             

            そんなわけで

            いささか開き直り気味ですが

            やはり最優先すべきは我が身と家族の心身の健康と考え、

             

            今日は先週も十分に頑張った自分を

            まずは労ってあげようと思います。

             

            そしてできればその合間に捨てる作戦。

            できるかな〜?

             

            できたらいいんだけど

            できなくても今日は許すことにしておこう。

             

            いつもこうやって

            自分を崖っぷちまで追いつめてしまうけど

             

            ある意味、それはその間にパワーをためる

            ということでもあるわけで

             

            本番では「帰ってきたウルトラマン」のごとく

            パワー全開で頑張るど〜! のつもりです。

             

            ではみなさんも、よい週末をお過ごしください。

             

             

             

             

             

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            夢を解釈することの意味

            2016.06.24 Friday 15:08
            0

               

              みなさん、こんにちは。

               

              今日は夢について書こうと思いますが

              みなさん、夢って不思議だと思いませんか?

               

              全然知らない人や知らない場所が出てきたり

              とても奇妙なできごとが起ったり

              などというふうに

               

              なぜそんな夢を見たのだろう

              と後で気になったりするようなことも

              たまにあるのではないでしょうか?

               

              実は夢を解釈するということは

              古代からとても重要なこととされていたようですが

               

              古代エジプトでは

              「神は病を癒すために医術を創り、

               悲しみを払うために酒を創った。

               そして、

               未来をわからぬ人を導かれるために夢を創った。」

              と言われていました。(エジプト僧用文字夢の書)

               

              古代人は、夢には超自然的な力があり

              霊的メッセージ(お告げ)として

              大切なものだと考えていたようです。

               

              そして次第に世界中で夢の研究が進み

              古代ギリシアでは

              夢を見ることによって心身を癒すという

              考えが生まれ

               

              医術の神、アスクレビオスを祭った神殿では

              盛んに夢治療が行われていたようです。

               

              そして19世紀から20世紀にかけて

              二人の心理学者が現れ

              いかに夢というものが重要であるかという

              セオリーを確立しました。

               

              その一人が「夢判断」の著者でもあり

              医者、神経学者でもあり

              心理学の父と言われているフロイトです。

               

              彼の説では

              夢とは抑圧された願望がもたらすものであり

              それによって満たされないものを充足するために

              見るものであるそうです。

               

              これによって

              無意識というものが発見され

              ゆえにフロイトは

               

              「夢は無意識に至る王道である」

              と言いました。

               

              さてユングはその理論を踏まえたうえで

              さらにそれを大きく発展させました。

               

              そして

              夢には私達の意識的な態度やパーソナリティの

              偏りや歪みを正してくれたり、補ってくれたりする

              自己調整の機能があると説きました。

               

              また願望を達成したり、

              問題や悩みを解決するための働きや創造性も

              あると考えました。

               

              確かに、夢を解釈する作業をしていますと

              自分の人生にある問題を解決するヒントが

              夢の中から見つかった

              などというようなことがよくあります。

               

              たとえばそれは普段の生活において

              考えないようにしようと、意識から閉めだして

              無視しているもの

              拒絶しているもの

               

              あるいは

              いつのまにか視野狭窄を起こしていて

              ものの見方や考え方が固くなっている

               

              または

              自分の本当の欲求や願望、抑圧

              あるいは才能や資質 etc...,

               

              こういった日常生活では気づきにくいけれど

              自らの人生をよりよく生きるために必要な

              何か重要なことを

              夢から教えられることがあります。

               

              夢というのは

              つじつまが合っていなかったり

              なぜそんなときに○○が登場してきたのか

              などいうように、

               

              「???」と感じるような内容が多いかも

              しれませんが

               

              でも間違いなく言えることは

              その作者は自分であるということです。

               

              ですから夢の中から

              「???」をピックアップして

              そこに光を当ててみることによって

              より深く、またより広く

              自分を知ることに繋がる要素が

              あるのではないかと思います。

               

              私は

              クライアントさんの夢の話を聴かせていただきながら

              それぞれのイマジネーションや感性を働かせあって

              無意識の世界に触れていく

              というこの作業が好きです。

               

              ゆえにもしかすると自分に向いているのか

              今までも

              クライアントさんによっては

              共に夢の解釈をしていくことが

              とても有効に作用した例がいくつもあります。

               

              いずれにしても

              こころの世界には

              たったひとつの決まった答えがあるわけではない

               

              それゆえ面白くもあり

              ドラマティックでもあり

               

              また不思議で

              難しくもありますが

               

              できればいつかはユングのように

              「夢を解き明かすことによって、

               未来に起りうる出来事を予測できる」

              などという感覚まで到達できたらいいなあ

              と密かに思っています。

               

               

               

               

               

               

               

               

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              今の自分ではいけない と思っている人へ

              2016.06.23 Thursday 15:40
              0

                 

                みなさん、こんにちは。

                 

                今日は最初に

                心理学者、加藤諦三氏が

                ”妬まずにはいられない 症候群”の中で

                書かれたことをご紹介します。

                 

                 

                ノイローゼになるような努力をしている人は、

                自分では自分の要求を正当な要求と思いながらも、

                実はその要求の中に誰かに対する「悔しさ」が

                入っている。

                 

                こころの底のどこかで

                誰かを「やっつけてやる」という気持ちに支配されている。

                 

                そうしたことを考えると、

                神経症と妬みの心裡には、本質的に共通したものがる。

                 

                 

                これを読んだとき

                言葉にはできないけれど

                私のこころは何かを掴んだ感じがしました。

                 

                そしてもう一つ先の文章に進んで

                あることを確信しました。

                 

                それに関しては後で話すとして

                その先の文章ですが

                 

                 

                「なくても大丈夫なものが、なんと多いことか。」

                というのルナンという人の口癖であったと

                タタルケビッチの本に書いてある。

                 

                ルナンという人がどのような人か知らないが

                この言葉はその通りである。

                 

                つまり人を苦しめている要求というのは

                社会的、肉体的に生きていくために必要なものではない。

                 

                理想の自我像に固執するから必要に感じるだけである。

                 

                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                 

                さて私が確信したこととは

                 

                自分に対してあれこれ不満や注文の多い人ほど

                他者にもそのように思われているのではないか

                と気にしたり

                 

                また他者に対しても不満や注文が多く

                 

                それなのにすべての人に愛されたい、

                認めてほしいと強く望んでいるということです。

                 

                そしてこのような矛盾のある考え方は

                親との心理的乳離れに躓いていることによることが

                ほとんどです。

                 

                 

                さてもし

                 

                「今の自分ではいけない」

                と思っている人がいたら

                 

                もしかして自分は

                他者の望みを叶えるために

                生きようとしてきたのではないか

                ということを振り返ってみるといいのではないか

                と思います。

                 

                たとえば

                それは親の見栄やコンプレックスを満たすもの

                だったかもしれません。

                 

                あるいは

                いじめなどの体験により

                ひどく自尊心が傷つけられたような痛みが

                まだ癒えてないからかもしれません。

                 

                いずれにしても

                「なぜ自分はいつも今の自分に満足できないのだろう?」

                ということについて

                理解を深めてあげるといいと思います。

                 

                なぜなら人というのは

                理解されると安心します。

                また安心して初めて

                自ら向上していこうとするものだからです。

                 

                ちなみに強迫的な努力は

                「このままでは誰かにに抜かされるかもしれない。

                 でも負けるわけにはいかない」

                というように、いつも誰かと戦い、追われているような感じ。

                 

                でも自分が向上するとは

                「今の自分が、無理なくできることをすれば

                 やがて自分にも周りにもよいことになるだろう」

                というように、自分に対して信頼的であるゆえ楽観的です。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

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                移転準備のお知らせです。

                2016.06.22 Wednesday 11:15
                0

                   

                  みなさん、こんにちは。

                   

                  今日は最初に

                  移転準備のため

                  7月18日(月)から24日まで休院させていただくことを

                  ご報告いたします。

                   

                  尚、新規お申込みのクライエント様は

                  カウンセリングルームが美濃市に移転しても

                  通院可能であると思われるようでしたら、

                  ご予約のお問い合わせをなさってください。

                   

                  移転先では

                  7月25日から、営業を始めますが

                  すでに美濃市近郊(岐阜市、関市、各務原市、山形市 etc・・・)

                  にお住いの方々から25日以降のご予約をいただきつつあります。

                   

                  それゆえ、できましたら

                  なるべく早めにお申し込みくださったほうが

                  ご希望日時に沿うことができるかと思います。

                   

                  ではたいへんご迷惑おかけしますが

                  どうぞご理解くださいませ。

                   

                  また新しいカウンセリングルームの移転先(美濃市)

                  の詳細は

                  近々HPを変更するつもりでおりますので

                  変更後またお知らせいたします。

                   

                   

                  さてそんなわけで

                  現在私は移動作戦の真っただ中におりますが

                  実はまだほとんど何もしておりません。

                   

                  そんな中で

                  毎日のように自分に言い聞かせてきた言葉は

                   

                  「まだまだ時間はある。

                   一日、何かひとつだけやっちょればよい。」

                  というものですが・・・

                   

                  いよいよ残された時間は1か月を切りました。

                   

                  いつもそうなんですが

                  私は土壇場にこないと、大きなパワーが出ないというか

                  腰があがらないのです。

                   

                  しかし相当捨てるものありの状態。

                   

                  それらを全部処分して

                  スッキリ美濃へ移転することができるかどうか、

                   

                  でも、やらねばなりません。

                   

                  それには体力+気力が必要だと思い、

                  先週まではそれらをキープしようと

                  仕事以外のときはなまけぶりを発揮しておりましたが

                   

                  そろそろ

                  そんなこともいってられないので

                  今日は、仕事の合間に

                  捨てる作戦にとりかかろうと思っています。

                   

                  そんなわけでしばらくは

                  「捨てても捨てても まだある」

                  という「ありすぎ地獄」を味わうことになりそうですが

                   

                  どうやらそれも

                  私にとっては必要な経験のようです。

                   

                  できれば「すっきり極楽」の境地に辿りつけるよう

                  捨てる作戦、頑張ります。

                   

                  では気合いを入れて

                   捨てるど〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

                   

                   

                   

                  私の大好きな大好きな長良川。

                  この川の上流近くにある、小高い山のふもとが

                  移転先になります。(^^)

                   

                   

                   

                   

                   

                   

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                  自己蔑視とゴシップ

                  2016.06.21 Tuesday 13:51
                  0

                     

                    みなさん、こんにちは。

                     

                    よく噂話は蜜の味といいますが

                    新聞やTV,週刊誌などでは

                    日々有名人のゴシップでいっぱいです。

                     

                    まあ私なども

                    政治家などに対する不満は

                    たまに口に出したりますが

                     

                    でも正直言って芸能人の不倫報道などに対しては

                    よく悪くもその人のプライベートなことと思ってますから

                    そういった記事にはほとんど関心がありません。

                     

                    しかしネット上では

                    何か不祥事を起こした人に対して

                    よくその人のことを知りもしないくせに

                    非難したり批判したりするようなコメントが

                    ものすごくたくさん寄せられるものですね。

                     

                    自分のことではなくても

                    時々、こういったネガティブなエネルギーが

                    世の中に充満することに

                    うんざりするときがありますが

                     

                    これは

                    自己蔑視によるものではないかと思います。

                     

                     

                    私達が誰かを批判したり批難したくなるとき、

                    多くの場合はその人のことを妬んでいるからです。

                     

                    それゆえ大抵は

                    その人のしたことそのものが問題なのではなく

                    その人を誹謗中傷することで

                    その人の価値を下げたいのです。

                     

                    そうすれば

                    あたかも自分の価値があがるかのように

                    錯覚しますが

                     

                    でも実は相手を妬んだ時点で

                    すでに自分よりも相手の価値の方が

                    素晴らしいと思っているのです。

                     

                    そういう意味では

                    他者による誹謗中傷というのは

                    逆にねじれた形で

                    その人を賞賛しているともいえますね。

                     

                    また中には

                    自分の成功を見せびらかすことによって

                    わざわざ他者の妬みを引き出し

                    煽るような人もいます。

                     

                    それも有名税と言ってしまえば

                    そういうことなのかもしれませんが

                     

                    この場合は

                    誹謗中傷する人もされる人も

                    同じ穴のムジナというか

                     

                    どちらも

                    他者によって「自分は特別である」ということを

                    認めてほしいという強い気持ちが

                    働いているからだと思います。

                     

                     

                    人を非難、批判する時は

                    なんだか自分が正しくて強くなったような気がしますが

                     

                    だからといって

                    自分の人生がよくなるわけではありません。

                     

                    また逆に自分の成功を見せびらかして

                    賞賛されたりしても

                     

                    だからといって

                    自分自身が自分を誇れるのかというと

                     

                    そもそもにそうではないから

                    見せびらかしたくなるものではないでしょうか。

                     

                     

                     

                    さて嫉妬心というものですが

                    それはとても原初的な感情です。

                     

                    自分以外の他者に

                    自分の存在価値を脅かすような価値を感じた時、

                    いとも簡単に私達はその感情を抱きます。

                     

                    かつて私が初めて嫉妬したのは

                    弟ではないかと思いますが

                     

                    彼の誕生によって

                    親や周りの大人の注目が

                    私だけではなくなったことが

                    不安だったのでしょう。

                     

                    それゆえ

                    小さいながらも

                    弟には負けたくないという気持ちをもっていたように

                    思います。

                     

                    このように

                    嫉妬心というのは、

                    よくも悪くも競争心を強めます。

                     

                    とりわけ

                    自己肯定感が低ければ低いほど

                    他者に認めてもらうことを必要としますから

                    常に優位でいたいという気持ちが

                    強く働くのです。

                     

                     

                    ではどうすれば

                    嫉妬の感情とうまく折り合いをつけた

                    生き方ができるでしょうか?

                     

                     

                     

                    私が思うに

                    誰かを非難したり、批判したくなる時、

                     

                    自分はその人を妬んでいるのではないかと

                    一度、自分に問うといいと思います。

                     

                    そしてもしそうであれば

                    「妬んでいる自分」を素直に認めて

                    許してあげるといいと思います。

                     

                    それは「時に妬むこともある自分」を

                    受け容れることでもあります。

                     

                    そうすれば

                    自ずと嫉妬を動機に行動したくなる自分を

                    コントロールするようになるのではないかと思います。

                     

                    それによって

                    自己蔑視することから免れます。

                     

                    また強いては

                    自分のことを言われたりすることに対しても

                    傷つきにくくなるのではないかと思います。

                     

                     

                    一番よくないのは

                    自分の嫉妬の感情を

                    正義とか、相手のため、周りのため

                    などというように勘違いすることです。

                     

                    このような場合は

                    自分を偉く見せるために

                    他者を貶めているのですから

                     

                    他者にはわからなくても

                    自己蔑視は深まるものです。

                     

                     

                     

                    いずれにしても人というのは

                    嫉妬という感情と無縁に生きていくことは

                    難しい生きものだと思います。

                     

                    されどありのままの自分を受け容れた分だけ

                    その感情にこころを支配されなくなるもの

                    ではないかと思います。

                     

                     

                    そのようなことに気づいてからは

                    他者と競争することに

                    意味を感じなくなりました。

                     

                    なぜなら

                    自己実現、いわゆる個性化への道のりを

                    歩むということは

                    自らを他者との比較の中に置かないことでも

                    あるからです。

                     

                    ですから今の私は

                    競争相手がいない分だけ、こころは平和かも

                    しれません。

                     

                    でもあえて私の競争相手というのであれば

                    それは過去の私です。

                     

                    今で言うなら

                    2015年の私より、2016年の私のほうが

                    成長しているかどうかということを目安に

                    ボチボチ頑張りつつあるところです。

                     

                     

                     

                    人にはいろんな時があるかと思いますが

                    今の私は

                    できればガツガツと忙しく働くのではなく

                    コツコツとゆったり、じっくり働くという感じがいいです。

                     

                    また自分の全体像として目指すは

                    軽やかで飄々とした人、

                     

                    そのように成長していきたいと思っています。(^^)

                     

                     

                     

                     

                     

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                    Sunday

                    2016.06.19 Sunday 14:46
                    0

                       

                      みなさん、こんにちは。

                       

                      今日は日曜日。

                       

                      私にとっては

                      とても大切な休息日です。

                       

                      朝一度、5時半ごろに目が覚めましたが

                      二度寝しました。

                       

                      そうしたらどこからか電話が・・・。

                       

                      時計を見たら9時半でした。

                      電話はこども会の人からでした。

                       

                      行事にに出るような話ではなくてほっとして、

                       

                      それから

                      リラックスウェアに着替え

                      犬+孫娘と、朝の遅い散歩に出かけました。

                       

                      外はポツリポツリと

                      「今から雨が降りますよ」という小さな雨。

                       

                      それぐらいの雨は feel so nice ♪

                      腕にポツンと水滴が落ちる感じが気持ちいいです。

                       

                      そして

                      その水滴がゆっくり肌に広がって

                      皮膚がモイスチャーになる感じも心地いいです。

                       

                      梅雨もいいものだなあと思いました。

                       

                      今日の雨音は

                      とても小さくて、やさしいです。

                       

                      そのせいか小鳥の鳴き声も

                      雨音に混じって聞こえてきます。

                       

                      6月のある日曜日。

                       

                      寝坊を楽しむ。

                       

                      体を伸ばすことを楽しむ。

                       

                      食べたいものを食べることを楽しむ。

                       

                      コメディ映画を見ることを楽しむ。

                       

                      歩くことを楽しむ。

                       

                      犬や孫娘の無心な姿を見ることを楽しむ。

                       

                      そして今から静かを楽しみます。                                

                       

                       


                       

                       

                       

                       

                       

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